E-Futureはホーチミン市在住の海外ベトナム人委員会と協力し、Izumi Innovationおよび信州大学を通じて水処理技術「Shindai Crystal」を各省庁に紹介
2024年11月8日、ベトナム-日本スタートアップ起業家協会(E-Future)はホーチミン市海外ベトナム人委員会と協力して、水処理技術「Shindai Crystal」を紹介するイベントを開催しました。この技術は日本の信州大学によって開発された先端技術であり、生活用水および工業用水の処理分野において画期的なソリューションを提供し、ホーチミン市の水資源の質を改善することが期待されています。
E-Futureの代表団には、カン・タイン・フエン氏(E-Future会長)、グエン・マイン・フン氏(副会長)、レ・ロン氏(副会長兼Izumi Innovation社社長)が参加し、日本の専門家チームや信州大学の教授たちと連携しました。Izumi Innovation社は、日本とベトナム間の技術連携と移転を専門とする企業として、「Shindai Crystal」技術をベトナム市場に導入し、水処理分野と環境保護における持続可能な発展を目指す上で重要な役割を果たしています。
イベントでは、信州大学のカツヤ・テシマ教授が「Shindai Crystal」技術の詳細を説明しました。この技術は、重金属、フッ素、ヒ素、PFASなどの有害化学物質を効率的に除去する卓越した性能を持ち、清潔な水の供給と公衆衛生の保護における大きな課題を解決する可能性を秘めています。
紹介イベント後、ホーチミン市建設局および自然資源環境局の代表者から、積極的なフィードバックと多くの質問が寄せられました。特に、サイゴン水供給総公社(Sawaco)およびホーチミン市科学技術局の代表者は、この技術の潜在能力を高く評価し、実際のデータを得るためにホーチミン市で試験運用を行い、広範囲での展開を目指すことを提案しました。
各関係者はオープンな意見交換を行い、今後の会合でさらに議論を重ね、「Shindai Crystal」技術を工業団地や家庭、その他の実際の応用分野に導入する計画を統一しました。このイベントは、日越間の技術協力における新たな進展を示すだけでなく、ベトナムにおける水質改善と持続可能な発展の実現に向けた大きな機会を開きました。